妖怪とは
近頃周りが騒がしい。
結婚するとかしないとか。
焦ってデートの予約を入れたり。
ツイッターが凍結したり。
金曜に江戸東京博物館でやってる大妖怪展に行ってきました。
超混んでました。自分もだけど妖怪って意外と人気なんですね。
妖怪より地獄の展示が多かったような気がしましたけど。
夏も終わりですね。
夜が涼しいとなんだか無性に切なくなりませんか。
べ、別に夏なんて暑いし汗はかくし紫外線は肌に悪いし、
好きじゃないんだから。
なのに何故こんなに切なくなるのか。ついグーグル先生に聞いてしまいました。
そしたらこんな回答が出てきたの。
Q:夏の終わりに切なくなるのは何故ですか?
A: それは、夏というものは、
「花火」や「夏祭り」、「海」、「恋愛」、「友情」、といった
人の情熱を駆り立てる「情報」が
あふれているからではないでしょうか。
でも、夏の終わりになると、決して夏が好きじゃなくても
その情報に追いつけなかった、やりこなせなかった。
充実してなかった、私の人生これでいいのかな?
と、漠然と内省をしてしまうのが人間なのではないでしょうか。
…こんなに人生なことってある?
やりこなせなかったことがあるから切なくなるなんて夏の野郎!
けど日照時間が少なくなって分泌されるセロトニンが減るからとかの説明よりすんごいしっくりきたわ。
そんで冒頭の大黒摩季の歌詞に戻るんだけど、
近頃周りが本当に騒がしいの。
妖怪展の帰りに一緒に観に行った女友達と鳥貴族で飲んでた時にね
私たちなんでこんなに焦ってるんだろうね?って話になり
まぁ夏が終わるからっていうのもあるけど
他にもあるわよね
女友達が結婚する
周りが彼氏持ち
良いと思ったら彼氏が居る
目に見えて東京オリンピックが迫ってきている
どうせ労力を使うなら良い男に使いたい
…etc
要は結局売れ残ってるから……!?
こんなに人生なことってある?
そして私たちは経験値が少ないよね。
場数が少ない。だから心も玉袋も掴めないし、彼氏持ちにうつつを抜かしたりしてしまう。
とか居酒屋特有の解決に至らないトークをひとしきりしたんだけど。
でもホントにそうだなって。
常に戦ってないといざって時次の一手が出せない。ケツの洗い方も忘れたわ。
人間は忘れる生き物です。
私たちも動物だから季節の変わり目に影響されてしまう。
妖怪は日本人が古くから抱いてきた異界への恐れや不安感、また身近なものを慈しむ心が造形化されたもの、だそうです。
このまま何かを恐れ妖怪のようになるか
抗って人として生きるか。
鳥貴族で働く外国人はどこから来て最終的に
どこへ行くのか?消毒用アルコールと言われても分からないハイボールを飲みながら
そんな事を考えた夏の終り。2016。
人生。